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 大鏡☆冒頭
大鏡0404-1


大鏡0404-2


大鏡0404-3


大鏡0404-4


大鏡0404-5


…こんなふーに、『大鏡』は始まります。。。

 主な登場人物は、
  ・作者(未詳)
  ・大宅世継(おおやけのよつぎ)
  ・夏山繁樹(なつやまのしげき)
  ・若侍

 この四人です。。。


世継は、昔のこと(特に道長のこと)を語りたいと、長年思っていた
けれども、とうとう繁樹に出会ったことで、念願がかなった…、と、
対面の喜びを語ります。


それに対して、繁樹は、「自分が故太政大臣の貞信が蔵人の少将
であったときの小舎人童であったとき、あなたは皇太后の召使であ
って、二十五、六歳だったね。」と、年齢について答えます。

聞いている私たちは、あまりに昔の話なので、この老人たちは何歳
なのかと驚きあきれてしまいます。でも、興味を示した教養の高い人
が集まってきました。

雲林院の菩提講」が始まるまでの短い時間帯であるとは思えない
ほど、長い長い昔話の幕開けです!

〜°*。〜°*。〜°*。〜°*。〜°*。〜°*。〜°*。〜°*。〜

このことを、きちんと理解しておかないと、『大鏡』はとても読めません。

なぜなら、会話文だけでなく、地の文にも敬語が出てくるからです。

『大鏡』では、「地の文」であっても、
大宅世継か、もしくは
夏山繁樹
会話中の言葉だということを、きちんと把握しておいてくださいね!
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さぁてさて☆
きのうの口語訳の補足よ☆о(ж>▽<)y ☆
a080402-4


まず、桐壺更衣の入内(じゅだい)当初のことが描かれていたわね!
「初めよりおしなべての上宮仕へしたまふべき際」ではなかった、と。
そして、「おぼえいとやむごとなく、上衆めかしけれ」だったとも。
つまり、桐壺更衣は後宮の女性たちの中でも、抜群に評判が良く、
大納言家出身の身分にふさわしい敬意を払われていたのよ(*^-^) !


それが、ある時、帝の目にとまり、特別のご寵愛を受けるようになったの。


帝は、桐壺更衣をおそばから放したがらない。管弦の遊びなどの催しや、
いろんな儀式の際に、このお方ばかりをおそばにお召しになるのよщ(゜Д゜щ) !

また、一緒に寝た翌朝も、桐壺更衣を自分の局に下がらせず、食事の時も、
着替えの時も、ずっとそばにいさせて、ご奉仕させたのщ(゜Д゜щ) !

でも、これって、当時では「上宮仕へ」の女官の仕事なの。
つまり、更衣の身分より低い扱いをされていることになるのщ(゜Д゜щ) !

帝の恋は盲目…。
もはやそんな事には気づかない…
いや、気づいていても、逢いたくて、そばにいてほしくて、どうしようも
なかったのかもね。。。┐(´-`)┌

でもね。
そこに周囲の軽蔑の目が向けられていたことは、誰がみても明らか!
一の皇子の女御(=弘徽殿女御)も、悔しいのはもちろんだけど、
桐壺更衣をさげすんでいたでしょうね。 |д゚)チラッ


しかし。
桐壺更衣に、「玉の御子」が誕生したの。
そうすると、帝の態度に変化が見られたようよΣヽ(゚□゚ )。
「いと心ことに思ほしおきてたれば」…つまり、帝は心の中に何らかの
考えを秘めて、自分の行動を律していくようになったの。
具体的にいうと、以前のようにおそばにずっとお召しになる…みたいな
はしたない扱いをしなくなったのでしょうねΣヽ(゚□゚ )!


すると。
この変化に、一の皇子の女御は、あせったでしょうねΣヽ(゚□゚ )!

以前のように、桐壺更衣が「上宮仕へ」のような存在であれば、
彼女は皆から軽蔑され、御子そのものも軽んじられる。

でも、帝は、桐壺更衣の扱いを、本来の身分に戻したのΣヽ(゚□゚ )!
御子の母として、特別な敬意を払われるべき対象となるように。

どういうこと?(((((゚Д゚ ;))))???

この御子を、どうしてそんな特別扱いするのよΣヽ(((((゚Д゚ ;))))!

もしかすると・・・Σ(((((゚Д゚ ;))))!!!

我が子「一の皇子」の皇太子への座が危ういのではないかと
感じ始めた弘徽殿女御…(▼皿▼メ;) 。

母は我が子の危機に対して、敢然として立ち向かうことになるのよ!


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初めよりおしなべての上宮仕へしたまふべき際にはあらざりき。

(訳)(桐壺更衣は)最初から女房並みの帝のお側づとめをなさ
   るような身分ではなかった。




おぼえいとやむごとなく、上衆めかしけれど、わりなくまつはさ
せたまふあまりに、さるべき御遊びの折々、何事にもゆゑある
事のふしぶしには、まづ参う上らせたまふ。


(訳)評判もとても高く、上流階級の風格があったが、(帝が)
   むやみにおそばにまとわりつかせなさるあまりに、しかる
   べき管弦のお遊びの折々や、何事につけ由緒正しい行事
   があるたびごとに、まっ先に(桐壺更衣を)参上させなさる。




ある時には大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひなど、
あながちに御前去 らずもてなさせたまひしほどに、おのづから
軽き方にも見えしを、


(訳)ある時には(帝が)寝過ごしなさって、そのまま伺候させて
   おきなさるなど、むやみに御前から離さずに御待遇なさった
   間に、自然と身分の低いお方のようにも見えたが、




この御子生まれたまひて後は、いと心ことに思ほしおきてたれば、

(訳)この御子がお生まれになって後は、(帝は)たいそう格別に
   お考えおきなさるようになっていたので、




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「坊にも、ようせずは、こ の御子の居たまふべきなめり」と、
一の皇子の女御は思し疑へり。


(訳)「東宮坊(=皇太子)にも、悪くすれば、この御子がおなり
   になるかもしれない」と、第一皇子の母女御(=弘徽殿)
   はお疑いになっていた。



人より先に参 りたまひて、やむごとなき御思ひなべてならず、
皇女たちなどもおはしませば、 この御方の御諌めをのみぞ、
なほわづらはしう心苦しう思ひきこえさせたまひける。


(訳)(弘徽殿女御は)誰よりも先に入内なさって、(帝が)大
   切にお考えなさることは一通りでなく、皇女たちなども
   生まれていらっしゃるので、この御方の御いさめだけは、
   そうはいってもやはり、うるさく、また心苦しく、お思い申
   し上げなさるのであった。



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タグ : 源氏物語

先の世にも御契りや深かりけむ、世になく清らなる
玉の男御子さへ生まれたまひぬ。
いつしかと心もとながらせたまひて、急ぎ参らせて
御覧ずるに、めづらかなる稚児の御容貌なり。


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前世でも御宿縁が深かったのであろうか、世に類を見ない
ほど美しい、玉のような男の御子までがお生まれになった。
(帝は)早く早くと、じれったくお思いになられて、急ぎ桐壺を
参内させて御覧なさると、たぐいまれなほどすばらしい嬰児
のお顔だちである。





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一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、
疑ひなきまうけの君と、世にもてかしづききこゆれど、
この御にほひには並びたまふべくもあらざりければ、
おほかたのやむごとなき御思ひにて、この君をば、
私物に思ほしかしづきたまふこと限りなし。

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第1皇子は、右大臣の娘の女御がお生みになった方なので、
後見がしっかりしていて、疑いなく皇太子になられる君だと、
世間でも大切にお扱い申し上げるけれど、この御子(=光源氏)
の輝く美しさにはお並びになるはずもなかったので、(父帝は)
(第1皇子は)一通りの大切なお気持ちであって、この若君の
方を、個人的な秘蔵っ子として、おかわいがりになることは、
この上もない。



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     ↓     ↓     ↓
父の大納言は亡くなりて、母北の方なむいにしへの人の
よしあるにて、親うち具し、さしあたりて世のおぼえ華やか
なる御方がたにもいたう劣らず、何ごとの儀式をももてなし
たまひけれど、


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(桐壺更衣の)父親の大納言は亡くなって、母親の北の方(=奥様)
は、古い家柄の人で由緒ある生まれであって、両親とも揃っていて、
さしあたって世間の評判が勢い盛んである方々にもたいして劣らず、
どのような事柄の儀式にも対処なさったけれど、





とりたててはかばかしき後見しなければ、事ある時は、
なほ拠り所なく心細げなり。


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取り立ててしっかりとした後見人なんていないので、こと改まった
儀式の時は、やはり頼りとする人がなくて、心細い様子である。



本当は、お父さんが大納言であったとしても、これだけ
帝に寵愛を受けているのだから、父大納言を「大臣」
クラスへ出世させればすむことよね。

でも、桐壺の父上はすでに他界…

まったく後見人が宮中に(殿上人として)来ることのない
桐壺更衣の心細さといったら、どんなものだったでしょう…(。_。*)))




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